【賃貸の方必見】壁に傷を付けない!自作の棚の作り方を解説

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目 次

賃貸だけど、壁に棚を設置したい!

ただ、壁に穴を明けたり、ネジを止めたりするのには、ちょっと勇気がいりますね。

「壁に傷を付けないで、棚を作る方法はないの?」

「殺風景な壁を、おしゃれに飾りたい!」

このページでは、そんな悩みをバッチリ解決する方法を紹介します!

壁に傷をつけない棚・・・ツッパリ式なら簡単!

お部屋を退去するときに、避けて通れないのが「原状回復」。

棚を取り外したネジ穴など、元通りに修復して退去するよう定めたルールです。

業者さんに修復を頼めば、もちろん料金がかかりますね。

原状回復のイメージ画像

自分で直しても良いけれど、慣れない作業は誰しもハードルが高いもの。
うまくできない可能性もあります。

そこで、壁などを傷つけず、原状回復の手間もかけずに棚を設置する方法としておすすめなのが、ツッパリ式の「ディアウォール」と「ラブリコ」です。

これらを棚の柱に使えば、簡単に取り外せて、正しく使えば傷も残りません。

それでは、それぞれの特徴や使い方について説明しましょう。

ディアウォールとは

出典:公式サイト

それでは、まずディアウォールから紹介します。

ディアウォールといえば、若井産業の製品として有名。

若井産業といえば、DIY材料をたくさん発売している、経験値の高いメーカーさんです!

ディアウォールの特徴

ディアウォールは、押しバネの力で天井と床の間に柱を突っ張らせるしくみになっています。

柱材として使用できるのは、「2×4(ツーバイフォー)材」か「1×4(ワンバイフォー)材」。

※2×4材・1×4材とは:加工しやすく手ごろな価格の構造材で、ホームセンターではSPF材と表記して販売される場合もあります。サイズは以下の図を参照してください。

ディアウォールは、お部屋に合わせて、ホワイト・ライトブラウン・ダークブラウン・ブラックの4色から選べるとてもスタイリッシュなデザインのアイテムです。

形状は使用する木材のサイズによって、丸っこくて可愛いレギュラータイプと、直線的なシンプルタイプがあります。
お好みに合わせて選んでください。

詳しくは後述しますが、ディアウォールは、柱材の両端に取り付けて使います。

設置するときは、両端にはめ込んだディアウォールを柱材で押し縮めながらの作業になるので、少し力は必要ですが簡単な作業で立派な柱が完成します。

形状も設置方法もシンプル、これがディアウォールの魅力ですね。

ホワイト
ライトブラウン
ダークブラウン
ブラック

ディアウォールをおすすめする理由

それでは、私がディアウォールをおすすめする理由を説明していきます。

脚立がなくても設置できる

ディアウォールの設置には、脚立やテーブルの上に乗る必要がありません。

これはディアウォールに内蔵された「押しバネ」の伸縮を利用しながら、天井に柱材を押し縮めながら設置できるからです。

なので、位置合わせのために、テーブルを何度も上り下りする必要もありません。

ディアウォールは、「テーブルを動かすゴトゴト音が階下にひびくのはちょっと・・・」という方や「高い所に上るのが苦手」な人に最適です!

メンテナンスが楽

柱材が収縮するとツッパリ力が不足しないの?

はい、冬場はお部屋の乾燥によって柱材自体が少し縮んでしまうこともあります。

でもディアウォールは、1~2mmくらいの収縮なら押しバネの力で追従してくれるので安心!

転倒の危険度が、低くなります。

これは、「強い押しバネ」が常に天井側を押し続けて突っ張ってくれているからです。

安定性に優れたディアウォールは、天井の裏側に梁がない場合など、強度が少し低くめでも使用できます。

※柱材の長さが、仕様通りにカットされていることを前提とします。

ディアウォールを設置する方法

では、ディアウォールを設置する方法について説明します。

1.床から天井までの高さを測ります。(メジャー/コンベックスを使うと便利です)

2.床から天井までの高さから45mmを引いた長さに、柱材を正確にカットします。
  ※床の状態(滑りやすい等)によっては、-40mm位にした方がしっかりと固定できます。

不安な場合は-40mmからトライ

3.柱材の天井側に「上パッド(バネの入った方)」、床側に「下パッド」をはめ込みます。
  ※上下を逆に設置すると必ず転倒するので注意してください!

4.設置場所に「上パッド」を強く押し当て、バネを縮めた状態で柱の下部(下パッド部)を所定の場所にスライドさせます。

5.水平器などを使って、柱を床に対して垂直に設置します。

6.柱を前後左右にゆすってみて、しっかりと固定されているか確認します。
  ※簡単に動いてしまう場合は、付属のスペーサーを使ってツッパリ力を上げます。

付属のスペーサーを中に入れます

7.ディアウォール棚受けを使って棚板を取り付ければ、おしゃれな棚が完成です。
ディアウォール棚受けは、設置した柱に付属の木ネジで止めることができます。

左右同じ高さに取り付けます

このように、ディアウォールの設置はごく簡単!ぜひ、チャレンジしてみて下さ い。

公式サイトより

ラブリコとは

出典:公式サイト

次に、ラブリコを紹介します。

「ラブリコ」といえば、アイデアグッズ満載の平安伸銅工業。

1975年にツッパリ棒を開発したメーカーとして有名です!

ラブリコの特徴

ラブリコの2×4アジャスター・1×4アジャスターは、強力なジャッキ式で柱を突っ張らせる仕組みです。

回転することで全長が長くなったり、短くなったりするネジの構造を利用しています。

ラブリコもディアウォールと同じく、柱材の両端に取り付けて使う便利なグッズです。

柱材として使用できるのは、「2×4材」と「1×4材」。

お部屋に合わせて、オフホワイト・ブロンズ・ヴィンテージグリーン・マットブラック・ナチュラルグレージュの5色から選べます。

1×4アジャスターは、オフホワイト・ブロンズ・ヴィンテージグリーンの3色です。

出典:公式サイト

※ラブリコには、いくつかの派生タイプがあります。
接地面を広くした2×4アジャスター「強力」タイプや、ツッパリ位置のズレを防ぐ2×4アジャスター「STAPLER FIX」などですが、どのタイプもほとんど同じ特徴を持っています。

色:マットブラック 平安伸銅工業 LABRICO STAPLER FIX シリーズ 2*4 アジャスター マットブラック DXC-1

ラブリコをおすすめする理由

では、ジャッキ式のラブリコならではの「おすすめポイント」を紹介します。

ジャッキ式の突っ張り力は超強力

天井と床の強度が高いお部屋には、ジャッキ式のラブリコをおすすめします。

ラブリコのツッパリ力は超強力。

調整ネジを回すことで、押しバネ式より強く突っ張らせることができます。

天井裏に梁が通っている場所などへ設置することで、ラブリコ本来の能力を充分に発揮させることができるでしょう。

その反面、天井や床がたわみ易い場所、または割れやすい材質(石こうボードなど)の天井には向いていません。

ジャッキ式は押しバネ式のような吸収力がないため、設置個所の強度が負けてしまうからです。

ラブリコは、強力なツッパリ力・安定感を重視する人におすすめです。

強力な突っ張り力で損傷した天井

柱材の切断長が少しラフでもOK

柱材の長さは、天井の高さ−95mm※で切断するのが基本となっていますが、5mmくらい間違っても設置できます。

これは、ラブリコ2×4アジャスターの長さ調整範囲が広いからです。

ただし、ネジ部を伸ばし過ぎると不安定の原因になるので、できるだけ少ない誤差で切断しましょう。

※定期的に緩みがないか、確認しておくと安心です。

ラブリコを設置する方法

ラブリコを設置する方法について説明します。

1.床から天井までの高さを測ります。
※メジャー/コンベックスなどで測ります。

2.床から天井までの高さから95mmを引いた長さに柱材をカットします。
※(強力)タイプは用途によって寸法が変わるので、取説を参照してください。

3.柱材の天井側に「上キャップ+天キャップのセット」、床側に「下キャップ」をはめ込みます。
※逆に設置すると、調整ネジ部に干渉し易くなり転倒の危険が増します。

4.天キャップの調整ネジを一番低い位置に合わせ、柱を所定の位置に立てます。

5.調整ネジを伸び側(上から見て右回転)に回し、柱を軽く突っ張らせます。

6.水平器などを使って、柱を床に対して垂直に調整します。

7.調整ネジを更に伸び側に回し、柱をしっかりと突っ張らせます。

8.柱を前後左右にゆすってみて、しっかりと固定されているか確認します。
※簡単に動いてしまう場合は、調整ネジを更に伸び側に回し突っ張り力を上げます。

9.ラブリコ・シェルフサポートを使って棚板を取り付けると完成です。
ラブリコシェルフサポートは、設置した柱に付属の木ネジで止めることができます。

出典:公式サイト

ツッパリ式の棚を設置する前の確認と対策

ここまで、ディアウォールとラブリコについて紹介してきました。

それぞれ、とてもよく考えられた製品です。

でも、使用する条件をまちがえると「転倒事故」につながるので、設置前の確認が重要!

そこで、「ツッパリ式」を設置する前の適性確認と対策を紹介します。

天井の確認と対策

天井には多くのタイプがありますが、大きく分けると二種類の構造に分かれます。

天井裏に梁(はり)が通っている場合とそうでない場合で、後者の方が問題になります。

天井の見分け方

ホウキやモップなどの柄の部分で、柱を設置したい部分を軽く叩いてみます。

※「コツコツ」と乾いた音がする場合は、梁が通っている可能性が高いので適性OK。

※「ゴンゴン」と音が響く場合は、強度が低目なので対策をおすすめします。

この方法はとても原始的ですが、案外正確なので使えますよ。

天井の強度が低い場合の対策

天井と柱上部(ディアウォール・ラブリコ)の間に、1×4材などを圧力分散材として挟み込んで突っ張らせます

写真では1×4材ではなく他の端材を使っています

突っ張りの荷重を挟み込んだ材料全体に分散させ、天井への負荷を軽減することが狙いです。

柱を2本立てる場合は、柱と柱の間隔全体に1×4材を挟み込むと見た目にもキレイになります。

天井の高さは、分散材の厚み分低く見積もるようにしてください。

床の確認と対策

床は常に荷重がかかる場所なので、破損がなければ構造的強度不足を心配する必要はありません。

ただ、床の材質によっては設置できなかったり、不安定だったりします。

詳しくは下記の表を参照してください。

材 対 策
フローリング対策不要
クッションフロア(CF)      
ニードルパンチ
カーペット
毛足の短いじゅうたん
柱材を1~2mm長めにして、強く突っ張らせる
荷重分散材の使用もおすすめ(天井と同じ)
※上敷き(カーペットなど)が床に接着され、ズレないことが絶対条件
じゅうたん不適合:転倒の危険性大
たたみ不適合:分散材を使用して設置することはできるが、経時的に沈み込みが発生し転倒の危険あり。
※和室の場合は天井の強度にも要注意!
床の適性表

このように、ディアウォールとラブリコを安全に使うには、設置する前の適正の確認と対策が大切です。

一見しっかりと固定されているようでも、時間経過と共に緩んでくることは避けられません。

設置する前に加え、使用中も定期的にツッパリ状態に緩みがないか定期的に確認するようにして下さい。

まとめ

ここまで、ツッパリ式の特徴と設置方法について、ディアウォールとラブリコに分けて説明してきました。

お部屋の状態にバッチリ合った商品を選ぶことで、見栄えのいい棚が簡単に設置できます。

もちろん、「原状回復」も簡単です!

それでは最後に、このページで紹介したディアウォールとラブリコをまとめて紹介します。

もし、よろしければチェックしてみてください。

ディアウォールやラブリコによって、あなたの賃貸ライフが、おしゃれに彩られるといいですね!

ディアウォールのレギュラータイプ

ディアウォールのシンプルタイプ

ディアウォールの棚受け

ラブリコ 2×4アジャスター

ラブリコ 2×4アジャスター強力タイプ

ラブリコのシェルフサポート(棚受け)

計測に便利なコンベックス

柱の垂直確認に便利な水平器

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